新宿区議会2022年第1回定例会 ぜひ視聴・傍聴を
2022/02/28
藤原さんの妹は、がんで視力を失い、18歳で亡くなりました。生前に、白い杖をついて懸命に歩む妹の手を引いた時、「道路はこんなに歩きにくく、危険なものだ」と知りました。「障がい者がくらしやすい街が、高齢者や子どもにとってもくらしやすい街」と話します。
藤原さんの祖母は戦時中、写真館で撮影を手伝っていました。戦死者の階級章の星や勲章を筆で修正した遺影を遺族に渡すこともあり、「『星の数なんか増えなくても、生きて帰ってほしかった』と言われ、本当につらかった」と話していました。
「戦争は絶対にくり返してはいけない」とう祖母の思いを胸に、新宿ピースウォークなど、9条改憲を許さない運動に積極的に取り組んでいます。
戦争の理不尽さを教えてくれた祖母と
就職氷河期に大学を卒業した藤原さん。7年間非正規で働きながら勉強して行政書士の資格を取得。正社員として就職しました。しかし、経営者の交代をきっかけにパワハラが始まり、ある日突然、解雇。労働組合のみなさんに支えられ、不当解雇撤回を求めて団体交渉を重ね、ついに勝利。
その後、支えてくれた仲間から、日本共産党への入党をすすめられました。「人間らしく働き、安心してくらせる社会をつくらなければ、同じ苦しみを味わう人が後を絶たない。社会を変えたい」と入党しました。
労働組合で、不当解雇撤回のたたかいを報告する藤原さん
藤原さんは、法律事務所で原発事故の裁判に関わりました。中央省庁や図書館などを1カ月以上訪ね歩き、国が事故の14年も前に作成した巨大津波に関する資料を探し出したことも。「生業を返せ!」福島原発訴訟弁護団の久保木亮介弁護士は、「この資料は、国・東電が津波対策を怠ってきたことを示す重要な証拠に。彼のねばり強い調査能力と奮闘が1審での勝訴の力となりました」と語ります。 「国と東電が故郷や生活も奪ったことは許せない」と藤原さん。牛込地域のみなさんさんと公園などの放射線量測定をおこなったり、毎年、福島の現地に行って現状を聞くフィールドワークに参加しています。
18年9月浪江町へ。まだ立入禁止の区域がたくさんあります。
(新宿ピースウォーク実行委員会代表 木村隆さん)
藤原たけきさんと新宿ピースウォーク実行委員会で様々な問題について打合せしましたが、ご意見は何時も的確で妥当、感心することばかりでした。こういう方が地域の行政に携わってくれるなら、本当に任せて安心と思います。
新宿ピースウォークで発言
(新宿一般労働組合で一緒に活動してきた 保科博一さん)
今、職場ではパワハラや不当解雇が横行しています。自らも不当解雇撤回をたたかい、現在は労働組合の役員として活動し、相談や「最低賃金1500円」などいろいろな運動にも取り組む藤原たけきさん。そんな藤原さんにこそ、働く人達の声を区政で実現してほしいと思います。
ご期待に応えられず、悔しい思いをしてから4年。日本共産党新宿くらし相談室長として、多くのみなさんからご相談をお受けしてきました。
生活難、働き方、子育て、介護…。人間を大切にしない今の政治のひどさが、庶民を苦しめています。区民の痛みがわかり、区民に寄り添う区政に変えていかなければと心底思います。今度こそ区政で働かせて下さい。
●病院など地域を巡回するコミュニティバスを
●警察への65才以上の個人情報提供は即時中止に
●国保料、介護保険料・利用料の負担軽減を
●ママもパパも安心して働けるよう、認可保育園・学童クラブ増設を
●特養ホーム増設など介護緊急対策で、介護離職ゼロへ
●印刷・製本・染色など地場産業の振興、商店リニューアル助成拡充
●住宅耐震化、危険な壁撤去など地域の防災強化
●区営住宅の新規建設、家賃補助制度の拡充、住み続けられる新宿へ
●労働相談窓口開設、若者世代の就労支援、公契約条例制定
●ヘイトスピーチに毅然と対応、公園の利用制限撤廃
●地下鉄神楽坂駅矢来口にエレベーター設置
労働組合役員・新宿一般労働組合執行役員・平和運動・牛込北地域9条の会 事務局長・新宿ピースウォーク実行委員会 事務局
困っている人、ほっとけない
(早稲田鶴巻町・Aさん)
怪我で仕事ができず、生活がたいへんで途方にくれ、藤原さんに相談しました。「再出発のための制度ですよ」「いっしょに頑張りましょう」と励ましてくれ、一緒に必要な書類をそろえて、生活保護申請も認められました。その後は、再就職の相談にも。今は生活保護からも卒業し、生活の再建もできました。本当に助かりました。「自殺するしか…」と思い詰めていた私たち庶民の気持ちを、藤原さんには区政に届けてもらいたい。
(赤城下町・Iさん)
私のお客さんの家の地盤が、隣のマンション工事のミスで傾いたとき、藤原さんはすぐに資料をつくって区の担当課に相談してくれました。区から業者への指導が入り、業者の不誠実な態度が一変。その後も、法律事務所勤務の経験を生かし、建築士や弁護士と連携して問題解決のサポートも。行政にも法律にも強い藤原さんは、即戦力です。
(榎町・Tさん)
一人暮らしの友人が認知症で徘徊して大変になったとき、藤原さんは何度も訪ねてお世話したり、病院・介護のケアマネさん、区の担当課と繰り返し相談して、施設入所にこぎ着けてくれました。介護緊急対策で安心して介護が受けられる新宿、藤原さんにつくってもらいたい。
(山吹町 松ヶ谷和子さん)
夫・松ヶ谷まさおが亡くなって5年。地元に共産党の区議会議員がいない状態が8年続いています。私のお店に、「怪我をして商売ができなくなった」「高齢で一人暮らしができなくなった」など様々な方から「困った。どうしよう」と相談されます。そんな時、藤原さんに連絡すると、話をじっくり聞いてどうすればいいのか、相談者と一緒に考え解決してくれます。藤原さんには今度こそ区政でがんばってほしい。
(介護ヘルパー 西野紀子さん)
地域密着を信条に、くらし相談室長を担い、毎日自転車で動き回っている藤原さん。気は優しく、私たちの悩みや、困り事に耳を傾けて丁寧に応じてくださり、なくてはならない存在です。私たちと共に、もっと住みよい新宿づくりに励んでほしいと思ってます。藤原さん再度の挑戦です。心から応援します。
日本の行政は基本的に、困っている人が役所に必要な制度を利用したいと申請して、初めてその制度を利用できる仕組みです。制度を知らない人や書類を準備する余裕がない人は、支援を受けられません。「行政の側から出かけて行って、困っている人たちの相談にのり、積極的に支援する仕組みに変えていきたい」。藤原さんが区政で取り組みたいことの一つです。
藤原さんは、4年前の区議選で68票差で惜敗。悔しさを胸にがんばってきました。
6年12月に地下鉄江戸川橋駅にエレベーターができました(写真上)。神楽坂駅神楽坂口と早稲田駅東側出口も、完成めざして工事が進んでいます。日本共産党と藤原さんは、地域のみなさんと一緒に、東京メトロや国土交通省へくり返し要請するなど、がんばってきました。
神楽坂駅矢来口は用地が見つからないことがネックになっていますが、実現めざして毎年要請を続けています。
地域のみなさんと防災バリアフリーウォッチを2回開催。それをもとに、国土交通省に新宿区の実情を伝え、「首都直下型地震にそなえ、危険な壁を除去するために、国から補助拡大を」と訴えました。
「坂が多いので、文京区のように小さなバスを走らせて」「安心して病院に行けるようにして」と、コミュニティバスの願いは切実です。 共産党区議団とともにシンポジウムを開催するなど、実現めざして取り組んでいます。
地域のみなさんと一緒に、車いすを押してバリアフリーウォッチに取り組んでいます。点字ブロックが壊れている場所、歩道の段差、江戸川橋駅のエレベーターの表示看板が目立たないなど、気がついた箇所について要請し、改善をすすめています。
榎町公園で放射線量測定をしている時、「ねこの糞などで、子どもたちが安心して遊べない」と相談が寄せられました。区に囲いを付けるよう要請したら、最初は「構造上無理」と言われましたが、資料をつくって再度要請し、囲いができました。
吉住区長と自民党・公明党は、国民健康保険料を毎年値上げし、このままでは5年後には25%アップ。高齢者、自営業のみなさん、非正規雇用のみなさんにとっては死活問題です。
「がんばって国保料を値下げしている自治体もあります。新宿区は18年度、区の財政から国保への支出を10億円近く減らしました。しかし、17年度並みに支出すれば、値上げどころから、1人あたり5千円引き下げられます」と藤原さん。
チラシを作成し、街頭で「負担軽減を!」と訴えるとともに、東京都や新宿区に申し入れをするなど、全力でがんばっています。
負担軽減を訴え、宣伝行動
65歳以上の高齢者の名簿を警察に提出する問題をニュースでお知らせしたら、こんな声が返ってきました。 「藤原さんのニュース見たよ。自動録音機は、オレオレ詐欺対策の特効薬なんだね。それよりも警察への名簿提供を優先しちゃう。順番が間違っているよね。俺は断ったけど、プライバシー守らない。そういうとこ変えなきゃ。藤原さん頑張って」。
地域のみなさんから、認知症、介護、独居などの不安が多く寄せられます。これらをテーマに毎年、専門家を講師に学習会をおこなってきました。 また、介護保険の利用の仕方などのお役立ち情報をチラシでお知らせしています。
牛込北地域で介護保険についての要望を聞く
(山吹町 精肉店 松ケ谷和子さん)
夫・松ヶ谷まきおが生きていたら、毎日元気にがんばっている藤原たけきさんが、後継者になってくれて喜んでいると思います。
印刷・製本の地場産業が落ち込み、飲食店、商店にも彰響が出ている状況の中で、もっと元気が出る政策を実現してくれることを期待しています。
党派をこえて、松ヶ谷まさおに寄せていただい地元のみなさまの変わらぬ応援を、よろしくおねがいします。
(都営早稲田アパート 合田治江さん)
飢えと恐怖におそわれた体験から、戦争は絶対だめ。おばあちゃんから戦争の時代の話を聞いで育った藤原さんは、高齢者が安心して暮らせるよう、政治を託せる人です。
(中落合2丁目 本葉カツ子さん)
いま、働く現場で、パワハラ、違法な解雇、非正規化が横行する社会になっています。自らパワハラ・解雇を経験し、新宿一般労組の執行委員となった藤原たけきさん。区政の場から、働く者の権利を守る要となることを期待します。
(保科博ーさん)
私は、新宿一般労働組合で藤原たけきさんといっしょに活動してきました。
「100社以上履歴書を送り、やっと決まった会社が、雇用・社会保険の適用逃れをしている。貯金もなく、倒産したら私はどうなるのか」(区内在住の30代女性)。
私たちの労働組合には、こうした相談が連日寄せられています。温かい身近な相談相手である藤原たけきさんに、働く人たちの要求を区政で実現してほしいと思います。
(弁護士・『生業を返せ!』福島原発訴訟弁護団 久保木亮介さん)
裁判は、証拠が命です。藤原さんは、その重要な証拠を、汗を流し、足でかせいで見つけ出しました。
藤原さんの奮闘により、国は、電力会社がおこなった最大2倍で想定した津波試算の結果を、裁判所に提出せざるをえなくなりました。
住民の立場に立つ確固とした姿勢とねばり強い調査能力を、今度は区政の場で大いに発揮してほしいと思います。
明石 康徳(築地町・光陽メディア社長)
会森 一男(榎町・紙工)
辻 計雄(山吹町・元新宿民商副会長)
新井 次郎(山吹町・紙工)
近藤 裕子(早稲田町・主婦)
西野 紀子(山吹町・介護ヘルパー)
井上 晶一(赤城下町・建設業)
三瓶 勝利(山吹町・紙工)
渡辺 吉明(早稲田鶴巻町・歯科医)
日本共産党が8人から9人になれば、新宿はもっと住みやすくなります。新宿区議会の定数38のうち、日本共産党の議席は8(議席占有率21%)。衆議院で言えば100議席に匹敵します。だから、自民党・公明党が与党のもとでも、区民の願いを区政に届けてがんばっています。
いま、都議会でも、参議院でも、衆議院でも自民党の政治とキッパリ対決する日本共産党の議席が倍増し、ブラック企業の規制、認可保育園・特別養護老人ホームの増設など、政治の流れが変わろうとしています。ぜひ、日本共産党を8から9に伸ばして下さい。お力添えをお願いします。