藤原ニュース20211020 第3回定例会一般質問(pdf)
ガス停止・インフラ重大事故は災害
区民に寄り添った対応を
8月21日発生した都市ガスの大規模停止事故。榎町地域センター管内で4270戸が被害にあい、完全復旧は26日までずれ込みました。区議団ではこのガス停止に関する緊急アンケートや聞き取りなど行い、被害にあった区民の声を踏まえ、藤原たけき議員が一般質問を行い、区の姿勢を糾しました。
1)重大なライフライン事故、区民生活は困難に。文京区と対応に違い
日常生活に欠かせないガスの供給の停止で、炊事・入浴はもとより、飲食店などでは営業中止に。区民が困っているときこそ区民に寄り添ったきめ細かな対応が必要です。しかし区は、当該地域住民に銭湯を無料解放したものの、他は東京ガス任せ。同じく被害の発生した文京区では区施設のシャワーの開放や食料の支援など災害と位置付けた支援を行い、対応の違いが浮き彫りになりました。
2)重大なインフラ事故は、「災害」として扱い、区民に寄り添った対応を
質問でも藤原議員は、区は災害と位置づけ、これに応じた支援や広報を行うべきと糾しました。
これに対し区は東京ガスの責任を述べるに留まり、「直ちに人命に影響を及ぼすものではないので、災害とはとらえていない」など疑問を持たざるを得ない答弁も。区としての災害に準じた積極的な支援は行わないことの正当化に終始しました。また事業者の補償請求への支援や原因究明と再発防止についても東京ガス任せであり、区民に寄り添う姿勢はみえません。これでは重大災害時の区の対応に、大きな不安が残ります。
区は区民が困ったときこそ、これに寄り添った支援を行うべきです。今後も起こりうる重大インフラ事故。区の姿勢の転換が必要です。今後も継続して取り上げて行きたいと思います。