京都市・神戸市を視察

 1月14日、日本共産党柏市議団として、京都市の地域包括支援センターを視察しました。京都市の地域包括支援センターは「高齢サポート」と呼ばれ、中学校区ごとに設置され、61カ所あります。学区ごとに設置されているので活動しやすい、地域のつながりが持ちやすいということでした。柏市は11箇所ですので、中学校21校の、半分です。
認知症の初期集中支援事業についても、柏市は1ヶ所ですが、京都市では、8カ所あり、全市域に対応する体制を整えています。柏市は、「認知症にやさしいまち柏」を目指しています。京都市に学んで、体制的にも、きめ細かい見守りや情報提供などできるように、取り組む必要があると感じました。

1月15日は神戸市にある特別老人ホーム「須磨きらくえん」を視察しました。
「きらくえん」の考え方は、「高齢者施設は、決して老いて未来のない人々を『収容する』場所ではない。人々が生き生きと、その人にふさわしい暮らしを全うできるようにと、施設の設計、介護のあり方、職員と入居した人々とのコミュニケーションをはじめ、すべてが『ノーマライゼーション』(障害のある人もない人も平等に生活する社会)の精神にあふれていました。「多目的室」では地域の人たちとの交流が行われ、「書」や「絵画」の展示会も行われていました。
その他にも「その人にふさわしい暮らし」ということで、職員が同伴して買い物のための外出もでき、外食を楽しむことができるといいます。施設の中にはカウンター付きの「バー」があります。飲食店を経営している方が、ボランティアでやってくださっています。数ヶ月先まで予約でいっぱい、とのことです。このような特別養護老人ホーム、柏市にもつくりたい!と思いました。